ガイド · Windows + NVIDIA · 2026年8月14日 確認

長尺動画から Shorts へ、
判断をひとつずつ。

長尺動画から Shorts へ、というのはひとつの作業ではなく、四つの判断が積み重なったものです。どの場面が投稿に値するか、クリップの始まりと終わりをどこに置くか、16:9 の画をどうやって 9:16 にするか、字幕に何を出すか。このページでは四つすべてをたどり、そのうえで、それを片づける正直な三つの道筋を見ていきます。三つのうち一つを作っているのが私たちで、ほかの二つを選ぶべき人については、はっきりそう書きます。

実行後の CutBench。3 時間の Rust の録画が、フックと字幕のついた縦型の短いクリップに順位づけされている
01 · まずはファイルから

むずかしいのは 探す作業のほう。

ドライブに置いてあるのは、誰も最後まで見ない録画です。3 時間のセッション、配信のアーカイブ、何かいいことが起きたから消さずに残した 40 分のプレイ。そのどこかに、投稿する価値のある 20 秒から 50 秒の区間が、たぶん四つから八つ埋まっています。残りは移動とロードとメニュー、それに誰にともなく喋っていただけの時間です。

60fps の 3 時間は、およそ 648,000 フレームです。そのなかから数えるほどの区間を探すことになり、ショート動画にたどり着く道はどれも、探す範囲を狭めるところから始まります。だから「とりあえず切ればいい」は筋の悪い助言です。切るのは簡単なほうで、時間が溶けるのは見つけるほうなので。

このカテゴリのツールが互いにまるで似ていないのも、そのせいです。場面を見つけるのを手伝うものもあれば、場面はもう分かっている前提で、見せ方を整えるのを手伝うものもあります。両方をやろうとするものも少しあります。お金を払う前に、下の四つの判断のうちどれを手放したいのかを、自分で分かっておくと得をします。

02 · 決めなければならないこと

ファイルと投稿できるクリップのあいだには 四つの判断がある。

この四つの後ろに、五つめの仕事がぶら下がっていて、たいてい数に入れてもらえません。タイトルと説明文を書き、タグをつけ、ファイルを公開の待ち行列に載せる作業です。1 本あたりは小さく、1 週間ぶんでは大きい。人が投稿そのものを静かにやめてしまうのは、だいたいこの形の作業のせいです。

03 · 正直な三つの道筋

手作業か、他人のサーバーか、 自分の PC か。

このカテゴリの製品は、どれも三つの形のどれかです。トレードオフは宣伝の都合ではなく構造から来ていて、バージョンが良くなっても消えません。

道筋場面の見つけ方ファイルの行き先3 時間の録画でのおおよその時間費用
編集ソフトで手作業自分で見返し、覚えて、印をつける自分のドライブのまま一晩、ときには二晩すでに持っている編集ソフトの値段ぶん
提供元のサーバーで動くツール先方の処理、先方の機材で提供元にアップロードまずアップロードの時間、そのあと数分の処理月額、プランによりおよそ $12〜$29
自分の PC で動くツール自分の GPU、自分のマシンでドライブから出ないRTX 3060 クラスの GPU で 2〜5 時間CutBench は $34.99 の買い切り

各社の価格は 2026 年 8 月 14 日に欧州の IP から確認したもので、通貨も金額も違って見えることがあります。$12〜$29 という幅は入門プランの表示価格で、ツールによっては長尺動画の切り出しが入門プランに入っていません。Submagic は Starter の上に有料の追加オプションとして売っていますし、StreamLadder の自動切り出しは Gold より上、 €25.41 の ClipGPT プランにあります。編集ソフトの費用は、すでにどのソフトを持っているかで完全に決まります。

二行目のアップロード時間は、みんなが軽く見積もるところです。3 時間の 1080p60 の録画は、たいてい 15〜30 GB に収まります。上り 20 Mbit/s の回線なら、20 GB は処理が始まる前に 2 時間と少しかかる計算です。上りがもっと遅い場合や、提供元がファイルサイズに上限を設けている場合は、先に素材を圧縮し直すことになり、時間と画質を払うことになります。これは算数であって非難ではありません。10 分の素材なら関係のない話ですし、1 GB を切る素材なら、サーバーで処理する道はこのページで本当にいちばん速い選択です。

三行目には、それを裏返した弱点があります。手元で回す処理は、すでに持っている GPU の性能が上限です。CutBench が分ではなく時間を要するのも、使えないハードウェアではそもそも動こうとしないのも、そのためです。ここはお金を積んでも速くなりません。

04 · 手作業でやる方法

長尺動画からショート動画を作る、 ツールなしのやり方。

最後は自動化するとしても、知っておく値打ちがあります。自動で出てきた結果は、結局これを基準に判断されるからです。以下は、長尺動画から手作業でショート動画を作る手順を、いちばん無駄の少ない順に並べたものです。

きちんとやれば、3 時間のセッションからショート動画 6 本は、編集ソフトに慣れた人の一晩ぶんの仕事です。この数字が、このページのほかのすべてに対する正直な基準になります。お金を払う値打ちのあるツールは、完璧さではなく一晩に勝てばいいわけです。

05 · どれが自分向きか

選ぶ基準は、素材が 実際に何なのか。

この手のページは、たいていここから静かに役に立たなくなります。なので直球でいきます。答えが私たちではない場合も含めて。

06 · 私たちの居場所

CutBench が長い録画に していること。

CutBench は上の四つの判断を引き取り、四つとも自分で下します。処理が走るのは自分の PC の中で、素材はマシンから出ません。録画はしませんし、プレイ中に動くこともありませんし、クリップを並べるタイムラインでもありません。ファイルを渡すと、承認するか捨てるかを決めるための、順位つきの一覧が返ってきます。

01
ファイルを指定する
いま使っている録画ソフトで撮り終えたファイルで構いません。3 時間のセッションは例外ではなく、ここでは普通の入力です。
ローカルのファイル · アップロードなし
02
順位づけの工程
候補になった場面はすべて、同じセッションのほかの場面と突き合わせて、自分の PC の中で採点されます。
3 時間のセッションで 2〜5 時間、RTX 3060 クラス
03
切って、縦に収めて、字幕
残った場面には、境目と 9:16 の切り抜き、画面に焼き込んだ字幕がつき、さらにフックの案とタグもつきます。
1080x1920 · 字幕は焼き込み
04
承認して公開
気に入ったものを残し、あとは捨てます。YouTube Shorts は予約投稿として上がり、TikTok は下書きの受信箱に届くので、投稿はアプリから行います。
承認 · 予約 · 投稿

モデルはビルドに同梱してあるので、初回起動で何かをダウンロードすることはなく、処理のために通信する必要もありません。ライセンスキーもありません。所有の確認は Steam クライアント側で行われます。

できないことを、支払いのあとではなくここに書いておきます。必要なのは Windows 10 か 11、VRAM 6 GB の NVIDIA GPU、そして CUDA 11.8 以降です。AMD や Intel Arc では、その条件を下回ったままプロセッサで動き、何倍も遅くなります(こちらは AMD 対応の切り出しソフト のページに)。実時間より遅いのは設計どおりです。9:16 の切り抜きは追従ではなく中央固定なので、大事なものが端に寄っている素材では、それが落ちることがあります。特定のタイトルに合わせた部分はどこにもないので、選ぶゲームもなく、載っていなければならない対応ゲームの一覧もありません。Rust も ARC Raiders も、先週出たばかりのタイトルも、同じビルドの中で同じ道を通ります。いちばん手がかりが乏しいのは、静かで喋り中心の素材です。聞こえてくるものが少なく、画面もほとんど変わらないセッションは、短い一覧しか返ってこないことも、何も返ってこないこともあります。

それに、まだ新しい製品です。ここに出せる利用者数もレビュー点数もないので、差し出せるのは、何をして何をしないかの素直な説明だけです。

07 · 率直な答え

長尺動画からショート動画へ、 よくある質問。

長尺動画をショート動画にするには?

どのツールを使っても、手順は四つです。投稿する価値のある場面を見つける。クリップごとに始まりと終わりを決める。16:9 の画を 9:16 に収め直す。字幕を入れる。手作業なら、まず録画全体に印をつけ、編集はそのあとです。ツールを使うなら、場面と境目を提案させ、選ばれたものを承認するか却下します。

長尺動画をショート動画にするのに、どれくらいかかりますか?

手作業なら、3 時間の録画は現実的に一晩で、できあがるクリップは 6 本ほどです。その大半は編集ではなく、見る時間に消えます。提供元のサーバーで動くツールでは、アップロードが支配的になります。上り 20 Mbit/s で 20 GB なら、処理が始まる前に 2 時間と少しです。CutBench は手元で動き、RTX 3060 クラスの GPU なら 3 時間のセッションでおよそ 2〜5 時間かかるので、たいていは走らせておいて、あとから戻ってきます。

どこにもアップロードせずに、長尺動画からショート動画を作れますか?

作れます。デスクトップの編集ソフトを使うか、手元のマシンで処理するツールを使うかです。CutBench は一連の処理をすべて自分の PC の中で行い、モデルはビルドに同梱してあるので、処理のために何かがどこかへ送られることも、初回起動でダウンロードが走ることもありません。通信が発生するのは、できあがったクリップを公開すると決めたときだけです。

長尺動画 1 本から、ショート動画は何本作るべきですか?

望むより少ない本数です。3 時間のセッションには、その場にいなかった人にもそれだけで通じる場面が、たいてい四つから八つあります。弱いものを出すほうが、出さないより高くつきます。これは計測ではなく編集上の判断なので、録画 1 本から 30 本を渡してくるツールがあれば、それは順位をつけただけで、太鼓判を押したわけではないと考えてください。

ポッドキャストや、人が喋っている映像でも使えますか?

CutBench はゲームの録画向けに作られていて、ポッドキャストやインタビューには向きません。そうした映像を支えるのは言葉なので、言いよどみと無音の除去、話者に合わせた画作り、顔を前提にした字幕の見た目が必要になります。Opus Clip や Vizard、Submagic のように、その仕事を狙ったツールのほうがずっと役に立ちますし、どれもブラウザで動くので手元のハードウェアは関係ありません。

どうせ縦で出すなら、録画の設定はどうすべきですか?

素直な 1080p60 で十分です。16:9 を 9:16 に切ると横幅は三分の一ほどしか残らないので、素材の解像度を上げてもその多くは捨てられます。一方で高く撮れば、プレイ中の負荷と、あとで食うディスク容量を払うことになります。速い動きでは解像度よりフレームレートのほうが効くので、ここでは 1440p より 60fps のほうが値打ちがあります。

手元で回す道が 合っているなら。

CutBench は一連の処理を、自分の録画に対して、自分の PC の中で最後まで回します。$34.99 の買い切りです。分ではなく時間がかかり、ファイルはドライブから出ません。

Windows 10/11 · NVIDIA GPU 6 GB 以上 · 買い切り
最終確認 2026 年 8 月 14 日。