ガイド · Windows · キャプチャはどのGPUでも

PCでのクリップの切り方は、
カードを選ばない。

PCでクリップを切る話は、結局ひとつの問いに行き着く。どのキャプチャツールがすでにこのマシンに入っているか。NVIDIAもAMDも、直前を録りためておくバッファをドライバーに同梱している。Windowsには最初から一つ入っているし、OBSはどんな環境でもそれを無料でやる。このページに書いてあるのは、それぞれのホットキーと保存先フォルダ、そしてどのガイドも飛ばす部分、つまりその一瞬の周りに録れてしまった3時間をどうするかだ。

CutBenchアプリ。長時間のプレイ記録が、フック・投稿文・ハッシュタグの付いた短い縦型クリップに順位順で並び、そのまま投稿できる状態になっている
01 · まず読むところ

PCでのクリップは、 二つの別々の仕事だ。

一つめの仕事は キャプチャだ。ツールが裏で常駐して直近の数分をバッファに抱えつづけ、キーを押すとそれをファイルに書き出す。PCでクリップを切るにはどうするか、と訊かれたときに思い浮かぶのはこれで、しかも自分でインストールした覚えのないソフトがすでに解決している。二つめの仕事は、その場でクリップを切らなかった録画の中から、あとになって場面を 見つけること だ。別のツールが要る別の問題で、06で扱う。

以下のキャプチャツールは、どれも同じ三つのことをする。バッファの長さが要る、保存用のホットキーが要る、そしてどこかのフォルダに書き出す。自分のツールでこの三つさえ押さえれば、そのツールでのクリップの切り方はわかったことになる。初期値は各社が公開しているとおりに載せている。ホットキーは変更できるし、各社がバージョン間で移すこともあるので、手元と違っていたらオーバーレイで確かめてほしい。

02 · 手短に

四つの手順、 どのツールでも。

01
バッファを入れる
NVIDIAアプリとAMD AdrenalinではInstant Replay、Xbox Game Barではバックグラウンド記録、OBSではReplay Buffer。四つとも初期状態ではオフ。
オーバーレイ · 設定 · キャプチャ
02
長さを決める
保存したときに何秒前まで遡るか。30秒あればキルは入る。5分あればそこに至る戦闘ごと入る。長くして増えるのはディスクかRAMの消費だけだ。
ツールによって30秒〜20分
03
ホットキーを一つ覚える
技術と呼べるのは保存キーだけ。押すのは瞬間の最中ではなく、そのあと。バッファにはもう入っている。
Alt+F10 · Ctrl+Shift+S · Win+Alt+G
04
保存先を把握する
ツールごとに書き出す場所が違う。一度見つけてエクスプローラーにピン留めしておけば、クリップが行方不明になることはなくなる。
ビデオ · キャプチャ · OBSで指定した場所
03 · ツールごとに

NVIDIA、AMD、 Game Bar、OBSでの切り方。

04 · 並べて見る

最初から入っている四つのやり方を、 一枚の表に。

ツール必要なもの有効にする場所保存キーの初期値遡れる最大ファイルの行き先
NVIDIAアプリ、Instant ReplayNVIDIAのGPUAlt+ZのオーバーレイAlt+F1020分ビデオ、ゲーム名のフォルダ
AMD Adrenalin、Instant ReplayAMDのGPUAlt+RのオーバーレイCtrl+Shift+SRecordタブで設定ビデオ、AMDのフォルダ
Xbox Game BarWindows 10または11Win+G、バックグラウンド記録をオンWin+Alt+G10分ビデオ、キャプチャ
OBS Studio、Replay BufferGPUもOSも問わない設定、出力、Replay Buffer自分で割り当てRAMの上限しだい指定した録画パス

初期値は各社が公開しているとおり。四つのホットキーはいずれもツールの設定で変更でき、各社がバージョン間で移すこともある。約束としてではなく、どこを見ればいいかの手がかりとして使ってほしい。

05 · どれを選ぶか

選ぶ基準は、 そのマシンにもう入っているもの。

06 · どのガイドも飛ばす部分

3時間ぶん録れている。 さて、どうする。

上のツールはどれも、気づいた瞬間を保存する。気づかなかった瞬間については、どれも助けてくれない。プレイに集中しているあいだに起きた一手、キーを押し忘れたリアクション、まるごと録ったきり一度も見返していないセッション。その映像はドライブの中にあるのに、バッファ系のツールはそれについて何の意見も持っていない。

それをやるのが CutBench で、やるのはそれだけだ。録画をまるごと渡せばいい。通しのセッションでも、ダウンロードしたVODでもいい。ファイルを端から端まで通して見て、候補になる場面を互いに比べて順位をつけ、字幕を焼き込んだ縦型クリップを短いリストにして返す。投稿する価値のあるものを承認し、残りは却下する。自分では何も録画しないので、上で整えたキャプチャ環境は何ひとつ変わらない。あのツールたちが止まるところから始まる。

動くのは自分のPCの中だけだ。アップロードは一切なく、分単位の利用枠もなく、月額ではなく一度きりの買い切り。正直なコストも書いておく。Windows 10または11、サポート対象の経路にはVRAM 6 GBのNVIDIA GPU。3時間のセッションはRTX 3060クラスのカードでおよそ2〜5時間かかるので、大半の人はプレイを終えるときに走らせて、朝にリストを読む。AMDのカードではサポート対象の構成から外れてプロセッサ側で動き、何倍も時間がかかる。それについては、ここで伏せずに AMDのページ にきちんと書いてある。 SteamでCutBenchを入手 。$34.99の買い切りだ。昨夜のセッションを渡して、何が上に来るか確かめてほしい。

素材がローカル録画ではなく配信なら、ダウンロードから仕上がったクリップまでの流れは 3時間の配信をクリップにする方法にまとめてある。Twitchに限ったツールの話は Twitchのクリップメーカー のページにある。セッションがすでにYouTubeの動画として上がっていて、そこからクリップを作りたいなら、アップロードではなく手元の録画から始めるのがいい。 YouTube動画をクリップにする方法 が三つのケースを扱っている。

07 · 率直な答え

PCでのクリップ、 よくある質問。

PCでクリップを切るには?

すでに入っているキャプチャツールで、直前を録りためるバッファをオンにし、何秒前まで遡るかを決めて、瞬間が過ぎたあとに保存ホットキーを押す。NVIDIAのカードならNVIDIAアプリのInstant ReplayとAlt+F10。AMDならAdrenalinのInstant ReplayとCtrl+Shift+S。Windowsならどのマシンでも、バックグラウンド記録をオンにしておけばXbox Game BarがWin+Alt+Gで直前を保存する。OBSも、どのGPUでもReplay Bufferで同じことをする。

何もダウンロードせずにPCでクリップを切るには?

Xbox Game Barを使えばいい。Windows 10と11に最初から入っている。設定を開いてゲーム、続いてキャプチャへ進み、バックグラウンド記録をオンにして長さを決めたら、プレイ中にWin+Alt+Gを押す。ファイルはビデオフォルダのキャプチャに入る。

NVIDIAでクリップを切るには?

NVIDIAアプリのオーバーレイをAlt+Zで開き、Instant Replayをオンにして長さを決める。最大20分まで伸ばせる。Alt+F10でバッファが、ビデオの下のゲーム名の付いたフォルダに保存される。セッション全体が欲しいときはAlt+F9で手動録画を始める。

Windows 11でクリップを切るには?

Windows 10と同じ三つのやり方だ。Win+Alt+GのXbox Game Bar、GPUメーカーのInstant Replay、OBSのReplay Buffer。Windows 11でGame Barのホットキーは変わっていない。キャプチャの設定が、設定、ゲーム、キャプチャへ移っただけだ。

PCで直前の5分を切るには?

使っているツールでバッファの長さを5分にする。NVIDIAアプリとAMD Adrenalinはそのまま5分を選べ、Xbox Game Barは10分まで、OBSはメモリ上限が許すかぎり伸ばせる。以後は保存のたびに5分のファイルができるので、長い夜のあとはフォルダが重くなる。

PCでクリップを切るとFPSは落ちる?

少しは落ちるし、どれくらいかはツールしだいだ。NVIDIAとAMDのドライバー付属バッファは専用ブロックでエンコードするので負担は小さい。Game BarとOBSは設定によってはもっとかかる。落ち込みが実際どこから来るのか、そして何が原因ではないのかは、FPSを落とさずにクリップするページにまとめてある。

セッションをまるごと録った。いい場面はどうやって見つける?

それはキャプチャとは別の仕事で、バッファ系のツールはやってくれない。CutBenchは録画をまるごと受け取って場面に順位をつけ、字幕入りの縦型クリップにして返すので、あとは承認するだけだ。動くのは自分のPCの中で、Steamで$34.99の買い切り。

クリップボタンはタダだ。 仕事はその周りの3時間のほうにある。

いま使っているキャプチャツールはそのままでいい。誰も見返さないセッションでドライブが埋まってきたら、一本をCutBenchに渡して、何が出てくるか見てみてほしい。

Windows 10/11 · サポート対象の経路にはNVIDIA GPU 6 GB以上 · 買い切り